投稿者: taichi

  • Greg Egan / Reasons To Be Cheerful and Other Stories


    イーガンの日本オリジナル短編集第二弾。「移相夢」「ボーダーガード」「しあわせの理由」あたりが好き。特に「移相夢」の終わり方が素敵だと思う。謎は謎のまま。「道徳的ウイルス学者」のいかれっぷりも捨てがたい。「愛撫」の芸術家もいかれてるな。いまのところイーガンの作品で面白くなかったのが一つも無いのが凄い。

  • Greg Egan / Oceanic and Other Stories


    イーガンの日本オリジナル短編集。よくもまあこれだけ色々考え付くもんだなと感心してしまう。一番最初に収録されているからか「貸し金庫」が非常に印象に残っている。並行世界を裏返して自我を分散コンピューティングしているような話。多重人格の逆ともいえるかな。感動したときに脳と頭蓋骨の間がビリビリするような感覚ってあると思うんだけど、読んでいる間ずっとそんな感じだった。「貸し金庫」のためだけに買ってもいいと思う。ほか特に面白かったのは「ぼくになることを」「誘拐」「無限の暗殺者」かな。スイッチ、スキャン、並行世界。自己を規定する要素はなんなのか。

  • 氷割りのサウンドスケープ

    ここんとこ全然更新してませんが元気です。今日は氷割りをしていてツルハシを折りました。やり始めて10分くらいでぽっきり。氷をガキンゴキン割りながら手のマメをつぶしていくのが楽しいのにツルハシが無かったら何も出来ません。悲しいです。氷割りは、ツルハシで氷を割ること自体も楽しいけれど、割った氷が解けていくサウンドスケープも素晴らしいのです。微小な氷粒がキシキシいいながら崩れていく音、水が流れ滴る音、それらが弱音で完璧なサラウンドで聴こえてくるのだから耳は大喜びですよ。氷割りは屋根の雪下ろし(と屋根からの飛び降り)に並ぶ冬の楽しみの一つです。

    あと、まだ本決まりではありませんが livingstone の初ライブが決まりそうです。

  • VC++6.0でpdのエクスターナルをビルドするときの注意

    [PD-dev] How compile an external with visual c 6.0 ?

    コマンドライン上でリンクするときに

    link /dll /export:helloworld_setup ......
    

    と指定するか、もしくはソースコード中で

    __declspec(dllexport) helloworld_setup()
    {
        hogehoge;
    }
    

    としてやらなければならない。ここに書いてあるとおりにやって、全く同じことではまったからメモしておく。あと、pd-extendedには pd.lib が付いてこないから、オリジナル版から取ってくるとかしなきゃ駄目。つうか、そもそもヘッダファイル m_pd.h が必要だからソースコードもダウンロードしなきゃだめだ。あとは作成中のエクスターナルのソースコードと同じフォルダに m_pd.h と pd.lib を置いて、プロジェクトの設定でリンク対象に pd.lib を追加して準備完了。ビルドしよう。

  • ライブ終わった

    来てくれた皆さんどうもありがとうございました。西村・神谷デュオ、桑島・古立デュオ、休憩を挟んでカルテットという順番での演奏でした。自分の手ごたえとしては、ところどころで新しい発見はあったものの全体的には低調な感じ。音の出し方を一つ一つ探りながら演奏しているような状態で、回りの音を聴く余裕がほとんどありませんでした。割といつもそうなんですが、つい自分の音だけに耳を集中させてしまうんですよね。現代っ子だから脳活動も自己中心的なんですかね。あと、一応は小音量というお題目があったはずなのに四人とも音大きめだったのが残念です。反省。