ラギッド・ガールとグラン・ヴァカンスの内容には触れない感想

ラギッド・ガールを読んでからグラン・ヴァカンスを読んだら、初めから色々と分かりすぎた状態で読むことになり少々残念な気持ちになる部分もあった。何も分からないままで先ずはグラン・ヴァカンスを読んだ後で、ラギッド・ガールを読んで「なるほど」となるほうが良いのではないかな。あ、でも数値海岸に絡んだ時系列順ではラギッド・ガール>グラン・ヴァカンスなので、これはこれで良い順番で読めたと思う。長編三部作のうちのグラン・ヴァカンスが第一長編で、ラギッド・ガールが第一中短編集。この二冊だけでは、作者があとがきにも書いているとおり、全然解き明かされていない謎がてんこもり。早く続きを読みたい。

コメント

“ラギッド・ガールとグラン・ヴァカンスの内容には触れない感想” への2件のフィードバック

  1. はづき

    うーんそうでしたか。発表順をとるか時系列順をとるか、やっぱりむずかしい。

    「ラギッド・ガール」の「魔述師」はふるだてさん好みの話のような気がしたのですが、その辺いかがだったでしょうか。

  2. taichi furudate

    ランゴーニの正体は、グラン・ヴァカンスを読む時点では知らないほうがより楽しめたんではないかなーという程度ですよ。逆に、天使=「非の鳥」?とか、先にラギッド・ガールを読んでいたからこその疑問も楽しめたので、どっち先に読んでも問題なし!

    魔術師にしろ、象られた力にしろ、美しい破滅はすごい好き。あとは、ダークが現実世界で走っている情報的似姿であるという設定はちょっと震えた。