投稿者: taichi

  • とても長いリバーブをかけた気がする曲

    taichi furudate / 20060211

    たまに思い立って録音した程度のものにわざわざ曲名を付ける必要も無いなということで、録音した日付がタイトルです。一ヶ月ぶりに聴いてみたら割と良い演奏だったので公開しました。14分ほどあります。

  • qodibop Presents Viewtone

    qodibopの全国ツアーの最後で彼ら自身による企画。音楽的にかなりごちゃ混ぜな感じの出演者を集めていて企画としてかなり素敵でした。マイクジャックプロダクションと高橋幾郎が、フェスでもない普通のライブイベントで競演するなんて面白すぎです。

    (さらに…)

  • 筒井康隆 / 旅のラゴス


    たぶん未来の地球以外の星での御話。たぶん地球人が宇宙船で地球を離れて辿り着いた星での御話。地球人がその歴史を通じて育んだ科学・文学・政治などの知識がほとんど失われた世界の御話。知識を失った代わりにいくつかの超能力を身につけた人々の御話。人生は旅のようなものと言うけれど、実際に一生旅し続ける男が主人公の御話。最後も帰るあてのない旅に出て終わる非常にロマンチックな御話。登場人物もみんな曲者というか味があって楽しく読める。一冊の中で細かく章立てされていて、それぞれがある程度独立した話になっているので、中盤あたりの章までなら短編集的な読み方も出来ると思う。スカシウマ。

  • Greg Egan / Reasons To Be Cheerful and Other Stories


    イーガンの日本オリジナル短編集第二弾。「移相夢」「ボーダーガード」「しあわせの理由」あたりが好き。特に「移相夢」の終わり方が素敵だと思う。謎は謎のまま。「道徳的ウイルス学者」のいかれっぷりも捨てがたい。「愛撫」の芸術家もいかれてるな。いまのところイーガンの作品で面白くなかったのが一つも無いのが凄い。

  • Greg Egan / Oceanic and Other Stories


    イーガンの日本オリジナル短編集。よくもまあこれだけ色々考え付くもんだなと感心してしまう。一番最初に収録されているからか「貸し金庫」が非常に印象に残っている。並行世界を裏返して自我を分散コンピューティングしているような話。多重人格の逆ともいえるかな。感動したときに脳と頭蓋骨の間がビリビリするような感覚ってあると思うんだけど、読んでいる間ずっとそんな感じだった。「貸し金庫」のためだけに買ってもいいと思う。ほか特に面白かったのは「ぼくになることを」「誘拐」「無限の暗殺者」かな。スイッチ、スキャン、並行世界。自己を規定する要素はなんなのか。