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Stanislaw Lem / SOLARIS

ソラリスの陽のもとに
ソラリスの陽のもとに
スタニスワフ・レム、飯田 規和
早川書房
1977/04
文庫



ソラリスという星の海と、その海を研究している人間の話。海なのに(だから?)生命体。人間には理解不能な海との対話・交渉。謎のほとんどは解明されること無く謎のまま終わりますが、本質はその謎を解こうともがく過程での海(からの使者?)との交流に伴って議論される存在・記憶・アイデンティティとかそこらへんだと思います。進化の終着点、(キリスト教的な意味での)神、とかまで話が及んでいて、SFというより哲学書を読んでるような気持ちにも少しなりました。文章としては、会話シーンのテンポ感が好きです。俺は観たこと無いんだけど、これ、映画「惑星ソラリス」の原作なんですか?映画も見たくなりました。サントラも良いらしいし。

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Fredric Brown / What Mad Universe

発狂した宇宙
発狂した宇宙
フレドリック・ブラウン、稲葉 明雄
早川書房
1977/01
文庫



平行世界もののSF小説。カバー裏の解説には多元宇宙ものと書いてあるけど同じ意味でしょう。ロケットの墜落事故に巻き込まれて平行世界に飛ばされた主人公がすったもんだの大冒険を繰り広げるという物語です。1949年に原著が出版されたもので、今読むとものすごいレトロに感じます。しかし、月探査ロケットが初めて月に到達したのが1959年、初の有人飛行が1961年だということを考えると、随分と時代先取りな小説だったんだなとも思う。かの平行世界では、ミシンで瞬間移動できるらしいですよ。

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血が足りてない?

木曜に自転車でこけたわけですが、そのときにそこそこ血を流しまして、それ以来やたらとのどが渇き、肉を食べたくなってます。これは減った分の血を補充しようという体からの訴えなんでしょうね。昨日は入院中の母親の見舞いに行ったのですが、彼女も手術後は水分とたんぱく質を多めに取るように医者から言われたようです。ま、病院だから食事は用意されるわけですけどね。水分は積極的に取れ、と。まあそんなわけで、昨日は三食とも何らかの形で肉でした。キムチ買ってきたけど、唇の内側に傷があって食べられません。肉より辛いものを食べたいです。

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岡本太郎 / 自分の中に毒を持て – あなたは“常識人間”を捨てられるか

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか


高橋に借りて読んだ。岡本太郎って第二次世界大戦前にパリに住んでたのね。全然知らなかったわ。正直なところ、岡本太郎については「太陽の塔を作った人」「『芸術は爆発だ』と言った人」くらいの知識しか無かったので、実存哲学にはまってたこととか、幼少期の話とか、知らないことだらけでとても面白く読めた。駄目なら駄目でいい、駄目な自分を自覚して生きればいい、というようなことを繰り返し書いていて結構グッと来た。これ、ヒキコモリの人とか、鬱気味な人に読ませても良いんじゃないかな。

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日記

病院で傷の確認。薬塗ってほっときゃ治るでしょう、とのことでした。顔面が、試合後のボクサーみたいになってるのであまり人に会いたくないのですが、バイト先に顔を出し、顔を見せ、休みゲット。この顔で接客は、客に対する嫌がらせです。