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  • 今月のSFマガジン

    テッド・チャン特集ということで、短編、ショートショート、インタビューなどが載っています。これが読みたくて初めてSFマガジン買いました。短編「商人と錬金術師の門」は時間移動が可能であっても、過去も未来も変えられないということを書いているように感じました。夫婦の愛情とか後悔とか赦しとか物語の中で語られる物語とか。舞台がアラビアンナイト的な時代のバグダッドだったりSF的な用語は一切出て来なかったりで、誰でも読みやすいと思いますよ。過去はともかく、未来も変えられないのなら自由意志なんてないということになりますが、それを直接書いたのがショートショート「予期される未来」。いずれまた短編集が出るのならそれを待てばいいのだけど、「あなたの人生の物語」以降書かれた作品が上の二点だけということを考えると、短編集をまとめられるのは何年後になるのかわかりません。テッド・チャンのファンの人はSFマガジン2008.1月号を買った方がいいんじゃないかと思います。

  • 今朝

    目が覚めたらMacBook以外の機材が全て盗まれていた。机の上にMacBook本体しか無い。なんだそれ。泣きたくなるとともに、なぜMacBookだけ残されているのだろうとどうでもいいことを考えていた。 (さらに…)

  • Flockが便利です

    Flock, Inc. The Social Web Browser!

    サイドバーにtwitterを表示できるところが気に入った。frickrへの画像アップロード出来るところが気に入った。リンクバーみたいな感じのメディアバーという機能があって、frickrにアップした画像とか、youtubeにアップした動画をまとめて表示出来るのも良い。サイドバーでfacebookのステータス表示/操作も出来るけど、個人的にはmyspaceにも対応してくれると嬉しい感じですなあ。あ、あとこのエントリもFlockのブログエディタで書いてます。というか、Flockのブログエディタからレンタルサーバのwordpressに投稿できるのかというテストが主な目的です。

    safari3になってやっとタブの移動が出来るようになって便利だーと思ってたけど、最近のwebサービス系を使うならFlockが素晴らしく便利ですよ。

    Blogged with Flock

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  • Sachiko M / Salon de Sachiko

    Barさちこの次はSalon de Sachiko。さて、それでは早速この次を予想してみましょう。さちこの部屋。徹子の部屋に対抗してどうでしょうね。どうでしょうねって誰に聞いてんでしょうね。Salon de Sachikoは音がかなりぶつ切りで、オシレーターをオフにするブチッて音も豊富に含まれていて僕は大好きです。あと、無音の時間が結構多いですね。Sachiko Mのソロで長い無音が導入されているのが新鮮。今までのソロではあまり(ほとんど?)無音の時間がなかったように思う。無音になる=音を切る操作がおこなわれたということですね。音を入れる、音を切る、周波数を変える、定位を変える、手数が多い、演奏しているという感じが強い。Barさちこではほぼ極限まで手数を削っていたので今回は手数を多くしたんでしょうかね。そんな単純なことじゃないかな。

  • 角田俊也 / 間口港の低周波

    http://hibarimusic.com/?p=109

    コンタクトマイクとDATで収録された間口港の低周波。I, II, III, IVと4種類の録音に加えて、それぞれの録音から20Hz以下のみを取り出したLF I, LF II, LF III, LF IVと合計8トラック収録されている。I, LF I, II, LF II, III, LF III, IV, LF IVという順番なので、聴こえる/聴こえないが交互に4回繰り返される。スピーカーの音量を思いっきり上げてやればウーハーの振動が見えたけど、飛びそうで怖すぎるから止めておいた。音として聴き取ることができないだけでCDには間違いなく音のデータが入っているこれは音楽作品であることは確実だと思うけれど聴こえない音楽作品てなんだろう?ここで4分33秒とか言っちゃうと短絡的過ぎるというか馬鹿の一つ覚えみたいでバカバカしいのでケージは関係ないはず。ジョンケージは関係ない。音は聴こえないけどミキサーのレベルメーターは振れていてそこになんらかの振動が存在することは間違いない。人間の耳に取っては周波数が低過ぎるだけなので、低周波が聴こえる動物、例えばクジラとかに聴かせると低周波でリアクションしてくれるかもしれないなあ。あ、間口港の低周波だから海の音だしクジラにぴったりなんじゃないか。ということでこれはクジラのためのCDです。僕はIVでうっすら聴こえる蝉の鳴き声が良いなあと思いました。それはそうと、CDには20Hz以下の音は収録できないって昔どっかで読んだ気がするのだけどあれは嘘だったんだな。聴こえるものだけで判断できない、難しいというか面白いというか興味深い(interesting)なCDです。