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  • CD購入

    TRIOSKはギターがいないのが良いです。それだけではもちろんありませんが、まずギターがいないというのが個人的に良いです。基本はピアノ、ベース、ドラムのトリオで、生演奏に電子音を混ぜてるような感じ。ドラムがジャズっぽいです。これまで聴いていそうで聴いてこなかったタイプの音楽ですな。一方のsomeone elseは、マイクロハウスなスカスカ四つ打ちもの。シンセフレーズなどのメロディ的な要素がかなり希薄なのでとても良いです。ベースの音色も地味なので好きです。

  • 円城塔 / Self-Reference ENGINE

    Self-Reference ENGINE
    Self-Reference ENGINE
    円城 塔
    早川書房

    単行本


    なんだかよくはわからないけど、とりあえず脳が興奮している感覚があるので面白かったんだと思う。少なくとも部分的には、特に前半は面白かった。時間束(=時間線の束)がほどけてこんがらがってもうめっちゃくっちゃになったような設定だけで割とやられる。ほかにも平行宇宙とか超知性体とかなんやかんやとはち切れんばかりに詰め込まれている。作品の形態は連作短編集のようなそうでもないような、一貫性があるような無いような、メタでメタメタでメタ^30だったりするのだけど、本一冊単位での乱痴気具合と、各章単位での乱痴気具合が割と似通っていて、さらに一文単位でも同程度の乱痴気具合を感じられることがあり、そういった意味では非常に一貫していると思う。金太郎飴というよりか、フラクタル。でもまあ、不条理で理不尽な情景を不条理で理不尽なまま不条理で理不尽な文章で書かれたり書かれなかったりするので、苦手な人はとことん苦手そう。人生、宇宙、すべての答えなんてものは存在しないように、そこには書かれていない。んで、この意味不明さは何かに似てるなーと考えたら、本棚にある西島大介のアトモスフィアが目に留まった。ちなみに目に留まったというだけで、両者が似ていると言いたい訳ではない。ただ、無意識的か意識的かSelf-Reference ENGINEの感想を書きながら本棚に目をやったらアトモスフィアに吸い寄せられたということ。

  • 今後のライブ予定

    八月に、宇波拓とアクセル・ドゥナーのフロントアクトとしてdtnで演奏します。前回のdtnは2006年1月なので、あの3人で演奏するのは一年半ぶりですね。どうなることやら楽しみです。これ以外は何にも決まってません。自分で企画するしか!

  • 新タマネギ四玉

    日曜に新タマネギを四玉すりおろして作ったカレーが相当美味しくて、食べ切るのがもったいないと思ってしまっている。そろそろ悪くなってきそうなのでいい加減食べ切るけど。鶏肉が非常に良い感じで柔らかいのはタマネギ汁で茹でたからなのか。

  • ツジコノリコ SOLO リリースツアー

    会場はmole(元bridge(元帝国座(だっけ?)))。なんか昔のディスコみたいな構造になってて、それは面白かった。けど音が悪すぎる。ボワボワしてて締まりが全然ない。音量はそれなりに出ているはずなのに、音量感というか音圧が全然感じられない。といったわけで、いまいち音楽に没入できず結果としてあまり楽しめなかった。JADEなんかで聴くとかなり締まっている飯岡君の音でさえボワーンと感じられて、PAの人はあれが良い音だと思っているのだろうか。あんな悪条件(と個人的には思う)での演奏を聴いてしまって、ほとんどの出演者に対して客として申し訳ない気持ちになった。でもまあ、ツジコノリコが最後にマジックを歌ったので、それだけで割と満足な感じはある。結局僕ら何にも成し遂げられなかっただなんて、ちっともそんなこと無い。

    今後moleで行われるイベントの音にはあまり期待しないようにしよう。