アーティスト(絵描き)の人が主人公の漫画。どう読んでも漫画の世界なんだけれど、自称アーティストの人とかアーティストに憧れている(夢を見ている)人で、頭の中がこういう世界観になってるヤツいるなあと思った。特に、アマチュアでやってるけどいつかはメジャーになりたい的志向の人。この作者は、絵の上手さにすんごいムラがあって、さらに数ページとか数コマだけ絵のテイストががらっと変わってしまっている部分もあって、それが話の内容とは関係なく面白く感じたりもする。
ブログ
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Adwords関連本
Analyticsはとても便利です。色々な角度からサイトのアクセスを検証できます。Adwordsと連携取れるのも便利。とはいっても、マーケティングそのものの経験が無いのであんま役立てられてないんですけどね……。
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小川一水 / 老ヴォールの惑星
イーガンをあらかた読んでしまったので、次は日本人作家のSFを読んでみよう。ということでamazonの書評を参考に買ってみた一冊。これまた短編集ですね。収録されている四編ともはずれなし。「漂った男」の最後の短い一文を読んだときは軽く震えたなあ。十年以上も一人で海を漂いつづけるなんて普通の精神力じゃ無理だよ。この人の書く話は細かい設定と大きな流れと両方のバランスが良くてとても読みやすいと思う。
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飛浩隆 / 象られた力
短編集。どう考えても表題作「象られた力」が飛びぬけて面白い。言霊のように図形が力を持つという設定で、最後はその図形の力が暴走してしまうというお話。何人かの登場人物の視点を入れ替えながら時系列を追っていく書き方も効果的だと思う。「象られた力」以外の収録作は正直なところファンタジー的要素が強すぎる感じがしてそこまでぐっとこなかったけれど決して面白くないわけではない。
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藤崎慎吾 / レフトアローン
クリスタルサイレンスの前日談や後日談などが収録された短編集。ぐっときたのは「猫の天使」。視神経をハックして猫の視点を手に入れるというアイディアは目立って面白いわけではないけれど、終盤になって熱や空気の流れまでが視覚情報に統合されていくあたりは結構惹きこまれる。犬とか猫とか動物はたまに何も無い(ように人間には見える)場所をじっと見てたりするけど、この話の中の猫は生命エネルギー(魂)を「クラゲ」のようなものとして見ていることになっている。霊が見えていると言われるよりは受け入れやすいよね。