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  • 夏の音楽祭まであと4日

    今日は自分の演奏について、過去二回の音楽祭での演奏を振り返り、夏の音楽祭で行う演奏の予告を書こうと思います。

    春の音楽祭では、スピーカーやコンタクトマイク、エフェクターなどを一切使わず純粋にミキサーのみを用いて演奏を行いました。今までもミキサーを中心に据えた演奏は何度も行ってきましたが、ミキサー以外全く使わない演奏というのは実は初めてだったのです。基本的にフィードバックしか出来ないので出せる音のバリエーションは限られるわけですが、その分やることが絞られて集中した演奏が出来たと思います。新しい企画の一回目ということで、自分の基本を再確認する意味合いもあったような気がしますね。音が鳴る元となっている現象を観察して、そこに手を加える、みたいな。

    初夏の音楽祭では、半壊したポータブルCDプレーヤーと各種小物を使って演奏。小物(爪楊枝、発泡スチロールのレンガ、マグネット)を買ったのがリハ直前だったため、演奏は完全に即興でした。なにせ自分でもどんなことができるのかわからない手探り状態だったので、内容はほとんど覚えていません。どうだったんでしょう。ただ、不安定な場所に置かれたCDプレイヤーがこちらの意図を無視して動きまわってしまう状態が面白かったのでもう少し発展させられないかと考え中であります。CDプレイヤーは即興で演奏するよりも、事前に構成を作って演奏する方が良さそうということがわかっただけでも良しとしています。

    で、もうあと4日後に迫った夏の音楽祭ではコンピュータを使った演奏を行う予定です。具体的には、S端子から映像用の信号を音声信号として扱い、その(本来は映像信号である)音声信号を解析して映像を操作、映像信号はS端子から出力されるので、以下フィードバック……という演奏を行うつもり。こういうのもマルチメディアっていうんですかね。

    随分と前置きが長くなってしまいましたが、全てはこの告知のための前振りなのです。夏の音楽祭8/13(sun) 10pm at weird-meddle record 500yen。いまや貴重となった(?)神谷の演奏もたっぷり3セット観られますので是非お越しください。

  • 夏の音楽祭まであと5日

    さて、今日はゲストの神谷について書いてみます。神谷は、サックスを吹いたり、ディジュリドゥを吹いたり、コンピュータを使ったり、電子工作でノイズジェネレータを作ったりするような人です。多才です。音楽的には、適度にポップで耳あたりの良い、所謂エレクトロニカのような演奏をすることが多いように思います。音楽祭レギュラーの我々三人に欠如しているポップさを持った神谷とのデュオは、どんな演奏になるのでしょうか。楽しみです。

    音楽以外にサウンド・アート的なインスタレーションの個展もやっている神谷がゲストで参加する「夏の音楽祭」は8/13夜10時から、weird-meddle recordで開催です。ふわっと心地よい神谷の演奏を聴いて気持ちよく眠りたい方は是非お越し下さい。入場料500円です。

  • 夏の音楽祭まであと6日

    今日は河口君について。彼の演奏は空間系エフェクトを多用していて、時間軸を引き伸ばしたような感覚があります。前回の音楽祭では、それぞれ別のエフェクタを通して複数のアンプを鳴らしていて、空間の中でうごめくような立体的なドローンが素敵でした。涼しいところで聴きたい。ただ、少し残念なのは、持続すること・変化しないことに対する迷いのようなものが音に感じられること。これでいいのかなあ?と醒めているというんでしょうか。自信というか突き抜け感があればもっといいのになあと思ってしまいます。

    というわけで、ピッキング回数が少ないという意味ではかなり無音派に近い河口君も出演する夏の音楽祭の告知です。今週末13日の日曜日、夜10時から。狸小路と創成河が交わるあたりの、タピオカ・ドリンク屋の隣にあるweird-meddle recordで。入場料500円となっております。ぜひぜひお越しくださいませ。

  • 夏の音楽祭まであと7日

    はい、夏の音楽祭まであとちょうど一週間です。今日から三日間は共演者について一人ずつ書こうと思います。まずは神田について。

    (さらに…)

  • 夏の音楽祭まであと8日

    「音楽祭」シリーズの狙いは、固定メンバーである程度の期間にわたって繰り返し演奏を重ねていく中で生じる変化を見ていこうというものです。といっても、「夏の音楽祭」でシリーズ3回目でしかないので、まだまだ変化が見えるような段階ではありません。表面的な演奏法や手法の変化ではなく、演奏に対する意識の変化を見たい・見せたいので、最低2年は続けたいなーと思ってますがどうなることやら。

    今回の「夏の音楽祭」では、長期的な変化とはまた別の次元の、ソロとデュオによる演奏の変化、共演者の違いによる演奏の変化も見せたいと思っています。あーあと、変化変化と言ってはいるけれども、変化せずに残ってしまう各個人の演奏の核のような部分が見えるかもしれないということも大事ですね。

    それでは、8/13日曜日22時(遅くてすいません)にweird-meddle recordでお待ちしております。