weird-meddle record主催のクラブイベント、5回目に行ってきましたよ。ライブは、えんりえど中本さんのソロである「えにし」と、surfinsの黒幕こと小川マコトさんのソロであるtransfluxtionの二組でした。前2回はライブ四組・DJ四人くらいの出演だったので、今回はライブが少なめですね。
えにしは、仏具や和楽器を使ったアンビエント・ドローンのような音楽で大好きなんですが、今回はマイクがハウリングしっぱなしで物凄い演奏しにくそうでした。というか、まともな演奏をすることは途中で諦めていたように見えました。個人的には、ハウリングしている状態での倍音の干渉がかなり気持ち良かったんですけど、中本さんとしては非常に不満足なライブだったんじゃないでしょうか。
続いてtransfluxionのライブ。EMSシンセと各種エフェクターなどを使ったドローン・ハーシュです。前回観たときは、ゆっくりぐるぐる回る感じだったのが、今回はちょっと攻撃的。予想していたよりも音の動きが多かったです。オペラをエディットしたような女声が使われていたこともあって、中世のヨーロッパの城のじめじめした地下室や魔女狩りなんかが連想されました。マコトさんの、ともすれば地味と思われかねない動きの少ない演奏中の姿と、それとは真逆の攻撃的な出音のギャップが良いなあと思いました。
で、DJはほとんど聴かずに帰宅。なーんか最近DJを聴いても楽しめなくなってきてる気がします。没入感があんまり無いんですよね。DJ聴いて、音楽に集中して、音と自分だけ、ユラユラ揺れる、無心で踊り続ける、みたいな事がほとんどありません。これは、楽しもうという気持ちが俺に足りないだけなんでしょうか。ライブだと、演奏者が見えなくても音に没入していけるんですけどね。なんなんでしょ。