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Vive les aMis vol.1 at Art Warm

期待外れ。iter, qodibop, ku, FilFlaというやたら豪華なメンツなのに、イベントとしては全然良くなかった。わざわざ石狩まで行ってアレかと思うと、ほんとがっかり。どうしようもない。行かなきゃ良かった、とすら思う。めちゃめちゃ期待しまくってた昨日の俺がバカみたいだ。

まず、VJがあらゆる意味であらゆる場面で無いほうが良かった。wrong movementsで神谷の後ろでやってたVJと、別の人が一緒にやってたみたいだけど、どうしようもない。会場の雰囲気とも、音楽の雰囲気とも、演奏のタイミングともずれている。映像は映像で完結・完成しているのなら、ここまで嫌な感じはしなかったんだろうけど。高木正勝の手法を真似してみました、という「だけ」のセンスのかけらも無い安っぽい映像が、音楽の展開と(気持ちとしては合わせたいんだろうけど)完全にずれて展開・加工されていく様子は、気持ち悪さしかもたらさなかった。ほんとうにVJが邪魔で邪魔で、音楽に集中できなかった。

会場の Art Warm も音楽イベント用の場所ではないから音も悪かった。変な響きで一杯。あと会場のデコレーション(?)として使われていた木製の段が、低音と共振して気持ち悪い。というか、そもそも、メインのスピーカーを、その木製の段の上に置いていたのが信じられない。主催者は、音はどうでも良い、と考えていたんだろうか。

総じて、企画の意図が全く分からないイベントだった。出演バンドの音楽性を考えるなら、カウンターアクションでやるのが一番良かったんじゃないかと思う。それだったら交通の便も良いし、音も良いし。そこを敢えて、交通の便が悪くて、音も良くない場所でやったのは、雰囲気を重視してのことなんだろう。音楽イベントとして最も重要なはずの音の良さを捨てて、雰囲気を選んだ、と。もしそうだとしたら、あのVJは絶対に入れないはずだ。あんな安っぽいチャチな映像を入れたら、雰囲気も何もあったものじゃない。ということは、雰囲気を選んだわけでもなかったのか?わざわざ行きづらい場所で、音の悪い音楽イベントを、雰囲気ぶち壊しのVJを交えて行った動機・理由はなんだったのか。はあ。

明日のfourcolourとchristoph charlesには、ぜひとも今日の鬱憤を晴らすような素晴らしい音楽を期待したい。けど、明日もあのVJがいるのかと思うと、若干気が滅入る。演奏を観ている人の視界には入らない位置に投影して欲しい。もちろん演奏者の視界にも入らない位置に。

>追記<

出演バンド・DJについては何も書いていなかったので、少し。mondiiのDJはとても良い雰囲気だった。気持ち良いが主張し過ぎない音で、次のバンドへの期待も高めるような、素敵な選曲。iterとqodibopとFilFlaは、音のバランスが悪くて本領発揮どころではない印象。それぞれのバンドの良さが完全に殺されていた。kuが一番まともな音で演奏できていたように聴こえたけど、メンバーの呼吸が合っていなくて、良くは無かった。

物販で買ったspekkのコンピが良かったのが唯一の救い。AKBさん風に言うなら、名盤です!