一日目とは違って、とても良かったです。二日通し券で3,500円だったのですが、この二日目だけで3,500円だとしても納得できます。
急遽出演が決定したクリストフ・シャルルは、映像にpico pico stomachsの小柳淳嗣を従えて演奏していました。電車の窓から撮影した風景を淡々と重ねていく映像と、アジアの国々で(?)フィールドレコーディングした素材を淡々と重ねていく音。最高のアンビエントです。スピーカーから鳴らされた音 = 空気中に含まれる分子の振動を、目で見ることが出来そうな気すらしました。素晴らしいです。ちなみに、お二方とも Max/MSP(/Jitter) で、シャルルは多分 lloopp を使っていました。
これ以降、映像は一切見ていません。
次が神谷。良かったんだけど、サックスは要らないと思いました。ラップトップだけのほうが、統一感が出てもっと良くなるのではないかと思います。単に、俺が神谷のサックスを少なくはない回数聴いていて、その手癖に飽きてきてるだけかもしれませんけれど。
four color。エレキギター + E-BOWで持続音を鳴らして始まり、徐々に音が足されて増えていき、減っていく演奏でした。繰り返す持続音が作り出す音のモアレ。個人的には、ずっとE-BOWだけで良かったくらいです。素晴らしかったです。こちらもまた、音に手で触れそうな感じでした。
plot. は、この日の出演者のうち、一番ビートが強くて、床に座って聴いているのがもったいなかったです。ビートの音色とか譜割が俺の好みにぴったりで、アグラかいたまま揺れまくってました。客は全員座っているのに、一人で踊りながら演奏していた姿が印象に残ってます。CD欲しかったのですが、本人が持ってくるのを忘れたらしく、変えなかったのが残念です。
最後に FilFla として、杉本佳一がもう一度演奏。ポップで聴きやすい良い音楽でした。最後の最後に piana の曲をアレンジしたという曲をやって終わり。俺は、four color の方が好きです。FilFla は、俺にはポップ過ぎです。ライブで聴く分には楽しめるんですけどね。
とまあ、そんな感じで aMi レーベルの第一回イベントに二日とも行ったわけです。二日目だけ行けば良かったと思わなくもないですが(そうしたらスピカでもシャルルが観れたし)、チケットの料金以上は楽しめたと思いますよ。