今日は自分の演奏について、過去二回の音楽祭での演奏を振り返り、夏の音楽祭で行う演奏の予告を書こうと思います。
春の音楽祭では、スピーカーやコンタクトマイク、エフェクターなどを一切使わず純粋にミキサーのみを用いて演奏を行いました。今までもミキサーを中心に据えた演奏は何度も行ってきましたが、ミキサー以外全く使わない演奏というのは実は初めてだったのです。基本的にフィードバックしか出来ないので出せる音のバリエーションは限られるわけですが、その分やることが絞られて集中した演奏が出来たと思います。新しい企画の一回目ということで、自分の基本を再確認する意味合いもあったような気がしますね。音が鳴る元となっている現象を観察して、そこに手を加える、みたいな。
初夏の音楽祭では、半壊したポータブルCDプレーヤーと各種小物を使って演奏。小物(爪楊枝、発泡スチロールのレンガ、マグネット)を買ったのがリハ直前だったため、演奏は完全に即興でした。なにせ自分でもどんなことができるのかわからない手探り状態だったので、内容はほとんど覚えていません。どうだったんでしょう。ただ、不安定な場所に置かれたCDプレイヤーがこちらの意図を無視して動きまわってしまう状態が面白かったのでもう少し発展させられないかと考え中であります。CDプレイヤーは即興で演奏するよりも、事前に構成を作って演奏する方が良さそうということがわかっただけでも良しとしています。
で、もうあと4日後に迫った夏の音楽祭ではコンピュータを使った演奏を行う予定です。具体的には、S端子から映像用の信号を音声信号として扱い、その(本来は映像信号である)音声信号を解析して映像を操作、映像信号はS端子から出力されるので、以下フィードバック……という演奏を行うつもり。こういうのもマルチメディアっていうんですかね。
随分と前置きが長くなってしまいましたが、全てはこの告知のための前振りなのです。夏の音楽祭8/13(sun) 10pm at weird-meddle record 500yen。いまや貴重となった(?)神谷の演奏もたっぷり3セット観られますので是非お越しください。