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春の音楽祭

ぁんどうさんをゲストに迎えて、いつものweird-meddle recordではなくATTICで開催した。

古立ソロは、コンパクトミキサーに繋いだスピーカーとコンタクトマイクは机上に置いたまま、コンタクトマイクに手をかざすことでフィードバックを発生させたりさせなかったりという演奏を行う。手のかざし方で微妙に周波数が変動するのが、演奏側として面白かったけれど、お客さんは面白かったのだろうか。

河口ソロは、完全暗転のうえ時折ギターの単音弾きが鳴らされるという演奏。視覚情報を排除し、さらに大半が無音(ギターを鳴らすとき以外はアンプの電源も切っていた)という演奏は良かった。強制的に耳に意識を集中させつつ、耳も聴くべき音(演奏)を見つけられず、環境音に耳のフォーカスが合ったところで突然鳴らされるエレキギター。タイミングが読めないだけに緊張感がある。

神田ソロは、今までやってきたアコースティックベースの集大成的な演奏。フィードバック、E-bow、スーパーボール、牛乳瓶、電動歯ブラシ、木片、金属片。矢継ぎ早にツールを持ち替えていくスピード感とフィードバック音の歪み具合から、かなり攻撃的な印象を受ける。

ぁんどうさんソロは、コントラバスによるインプロ。音楽祭メンバーに欠けている、メロディ/フレーズ的な部分での即興は聴いていて楽しい。音色のバリエーション、弓弾き/指弾き/タバスコ瓶/ドラムスティック。ぁんどうさんもやや攻撃的だった印象。ああ、あと演奏時間全体の中での展開させ方や時間配分が巧いなと思った。

ぁんどうさん+神田+古立トリオ。掛け合いのある演奏を久々に行いテンション上がる。興が乗りすぎて演奏中にミキサーごと移動する。机をドタンバタン鳴らす。コントラバスにコンタクトマイクをつけたら取れなくなり焦る。演奏していてはしゃぐ気持ちが自分的にとても良かった。

打ち上げで串鳥。不思議なメンツで、盛り上がり方も不思議でこちらも楽しかった。