宇宙船が亜光速で飛んでるときにブレーキ壊れちゃってさあどうしよう、というお話。地球から飛び出したは良いけど、外部との連絡は一切取れないし、地球に戻る手段も無いし、という部分はディアスポラと似ているかもしれない。こちらのタウ・ゼロでは終始一貫して通常の人間がなんとか知恵を絞って現実と戦いつづけるのでディアスポラよりは読みやすいです。まあでも、いくら止まれないからって際限なく加速し続けて宇宙の収縮・再膨張すら乗り越えてしまうというのは荒唐無稽すぎる。さすがSF。ぞくぞくした。これが1970年に書かれていたというのもすごいなあという気がする。全く古さを感じさせない。
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「Poul Anderson / TAU ZERO」への2件の返信
これは読んでみたい。光速は超えるのね?
や、限りなく近付くけど超えはしないよ。今度の生練のとき持ってくわ。