平行世界もののSF小説。カバー裏の解説には多元宇宙ものと書いてあるけど同じ意味でしょう。ロケットの墜落事故に巻き込まれて平行世界に飛ばされた主人公がすったもんだの大冒険を繰り広げるという物語です。1949年に原著が出版されたもので、今読むとものすごいレトロに感じます。しかし、月探査ロケットが初めて月に到達したのが1959年、初の有人飛行が1961年だということを考えると、随分と時代先取りな小説だったんだなとも思う。かの平行世界では、ミシンで瞬間移動できるらしいですよ。
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「Fredric Brown / What Mad Universe」への2件の返信
「宇宙消失」を読むと君も並行宇宙へ行けます。
借りたSF小説4冊を原著が発行された時系列順に読むことでSF小説自体の発展の過程を少しでも追えるかなーと思ってます。ので、次に読むのは「ソラリスの陽のもとに」ですね。
アマゾンのレビューでも書いてる人が居るけど、「発狂した宇宙」はちょっと笑えるような設定・展開があってホノボノしてて良かったです。最後がものすごいハッピーエンドだしね。