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佐々木敦 / テクノイズ・マテリアリズム


佐々木敦の書籍を読んだのは初めて。FADERをはじめとする色々な雑誌に書いているは読んでいたけど。どうも、この人の書く文章は、難しい言葉を使って煙に巻こうとしている感じがする。で、読者を下に見ている様な書き方にも感じる。内容は興味深いから、結局は読むんだけど。

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George Orwell / Ninteen Eighty-Four


おっかない話です。過去も現在も未来も思いのままに作り変える能力を持った国家でのお話。といっても、タイムマシンで過去に戻って…という話ではなく、人間の「記憶する」能力を失わせることで、記録の中で過去を操作しています。現実とか、事実とか、真実とか、史実とか、なんなんでしょう。今、自分の頭の中にある記憶は真実?事実?世界中の誰もが認めることが真実?事実?記録に残っていることが真実?事実?史実?今、自分が認識しているものが現実?現実の中に自分が存在する?主観?客観?本当も嘘も何も無いし、全てが本当で全てが嘘。嘘は本当だけど、本当は嘘だけど、本当の本当に、嘘は嘘。おっかない話です。救いの無い終わり。

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究極のピンホール式プラネタリウム


使用例の写真がすげーきれい。本当にこんなに綺麗なんだろうか。欲しい。

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宇仁田ゆみ / よにんぐらし1


四歳の女の子と二歳(くらい?)の男の子がいる四人家族のお話。よにんぐらし。特別なことなんて何も起こらない、良い意味で地味な作品だと思う。宇仁田ゆみの描く漫画にしては、話が出来すぎてるような感じもあまりしない。まあ、登場人物の設定が野生児気味なのは、完璧に作者の趣味だろうけど。スキマスキのヘイサクもそうだし、トリバコハウスの鎌谷もそうだし、マニマニの北森も(見た目は)そうだし。タイトルを信じるならこれは一巻ということなので、このまま地味に続いていって欲しいです。

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宇仁田ゆみ / ゆくゆく


トリバコハウスの主要登場人物それぞれを主役とした短編集。時間的にはトリバコハウスから数年後の話です。フィールヤングで全部読んでたから、特に新鮮な気持ちは無いんだけど、ダイキの話が良かったな。自分では男らしさが無いとコンプレックスを感じているけれど、理解してくれる人にはきちんと男らしい部分を理解してもらえるってのが良い。同じことはキンポの話に出てくる女の子にも言えるのだけど、なんか、自分も割とコンプレックスの塊なので、単純に羨ましいと思った。まあでも、ああいうのは漫画だから話が出来すぎてるのであって、現実にあんな話はなかなか無いだろうな。あと、俺は男だから、もちろん男の視点で読んでるわけで、女の人はこの漫画をどういう風に読むのか聞いてみたい。全然違う感じ方をしてるんだろうな。