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wrong movements 5

weird-meddle record主催のクラブイベント、5回目に行ってきましたよ。ライブは、えんりえど中本さんのソロである「えにし」と、surfinsの黒幕こと小川マコトさんのソロであるtransfluxtionの二組でした。前2回はライブ四組・DJ四人くらいの出演だったので、今回はライブが少なめですね。

えにしは、仏具や和楽器を使ったアンビエント・ドローンのような音楽で大好きなんですが、今回はマイクがハウリングしっぱなしで物凄い演奏しにくそうでした。というか、まともな演奏をすることは途中で諦めていたように見えました。個人的には、ハウリングしている状態での倍音の干渉がかなり気持ち良かったんですけど、中本さんとしては非常に不満足なライブだったんじゃないでしょうか。

続いてtransfluxionのライブ。EMSシンセと各種エフェクターなどを使ったドローン・ハーシュです。前回観たときは、ゆっくりぐるぐる回る感じだったのが、今回はちょっと攻撃的。予想していたよりも音の動きが多かったです。オペラをエディットしたような女声が使われていたこともあって、中世のヨーロッパの城のじめじめした地下室や魔女狩りなんかが連想されました。マコトさんの、ともすれば地味と思われかねない動きの少ない演奏中の姿と、それとは真逆の攻撃的な出音のギャップが良いなあと思いました。

で、DJはほとんど聴かずに帰宅。なーんか最近DJを聴いても楽しめなくなってきてる気がします。没入感があんまり無いんですよね。DJ聴いて、音楽に集中して、音と自分だけ、ユラユラ揺れる、無心で踊り続ける、みたいな事がほとんどありません。これは、楽しもうという気持ちが俺に足りないだけなんでしょうか。ライブだと、演奏者が見えなくても音に没入していけるんですけどね。なんなんでしょ。

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evens japan tour

先週に続き、またまたqodibopのライブを観てきましたよ。今まで何度かqodibopのライブは観ていますが、今回は、いつもとはちょっと違った雰囲気の演奏でした。完成した曲を演奏するんじゃなくて、曲を素材単位にばらして、即興で組み立てなおす感じ。聞き覚えのあるサンプルだったりフレーズが鳴ってるんだけど、それぞれは別の曲で使われてるものが組み合わされてて、新鮮で面白かったです。全体にテンション高めの演奏で、えらい盛り上がりました。

discharming man初見。ボーカル無ければ良い曲だなーと思いながら、なるべくボーカルを聴かないように、トラックに意識を集中してました。メロディを書けるかどうかっていうのは、音楽を作るうえで凄い重要なポイントになりますね。しっかりしたメロディさえあれば、それだけで音楽として成り立つから、他の部分で遊ぶ余裕が出来ますよね。トラックだけならかなり好きな感じ。

evensは、観るかどうか散々迷った挙句、ちょっと聴いてみて判断することにしたんですが、結果としては、最後まで観ていました。座って観れたことと、音量が大きくなかったことで、ゆったり観れたのが良かったです。ドラムとギターとそれぞれの歌というシンプルな構成に加えて、曲もわかりやすい構造をしていて、聴きやすい感じ。音的には、安っぽいデジタル・エフェクターっぽい質感のディレイやリバーブがかけられたドラムが面白かったです。キメの部分なんかでも、ディレイが残っていて演奏しにくいんじゃないかと思ったりもしましたが、曲ごとに手元でエフェクトを調整していたところを見ると、狙った上でのエフェクトだったんですね。イアン・マッケイという人は、好きな人にとっては神様レベルの人らしいですね。デトロイトテクノにおけるマッド・マイクだという例え話を鵜呑みにして、そりゃすげえ確かに神様だ、と思った俺は間違ってますか?

evensの時は音量も大きくなかったからあまり気にならなかったけど、今日のカウンターアクションは低音が汚かったような気がします。詰まってギチギチな印象。ドラムの音もいじりすぎてて不自然な聴こえ方でした。それは先週も一緒かな。どうもカウンターアクションの音は好きになれません。

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ライブ終わり

今回は、弓討の名に恥じないように、シンバルを弓弾きしました。それはとてもとても楽しかったのですが、録音を聴いてみたら、全然シンバルの生音が出てなくてがっかりしました。コンタクトマイクで拾ってプロセッシングした音は出てたんですけどね。所謂ステージで演奏するのは難しいっつうか、慣れないです。自分が聴いている中音と、客席で聴こえている外音が同じなのかどうかわからないっていうやりにくさ。中音の聴こえ方が普段の練習とは全然違ってやりにくいってのもあるます。そこら辺は単に経験不足ってだけなんでしょうけどね。メドルがやりやすいのは、演奏者が聴いている音と、客が聴いている音が同じだから、安心して演奏できるっていう事もあるのかなと思いました。dtnやってるから、たとえライブハウスであっても客席で演奏するのが普通っていう感覚になってたのも、ステージ慣れしていない原因でしょう。

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viewtone

すんげーいいイベントだった。どれもはずれなし。kuもqodibopもsangatsuもどれも良かった。良すぎた。幸せすぎて、今すぐ死んでもいいや、と思ってしまうくらい。

kuは、半年もメンバーバラバラでほとんどまともに練習して無いはずなのに、ばっちり合ってた。新曲まで出来てた。すごいわー。そして、その新曲がまためちゃめちゃ良い。大まかな曲の構造は、割といつもと一緒な感じで、潮の満ち引きのように、じわじわ盛り上がったり、落ち着いたりを繰り返すんだけど、基準点がちょっとテンション高めに設定されてるというか、常に軽く盛り上がってるというか。あがります。踊るというより、揺れる。揺れ放題。あしたのこととかで泣きそうになるので、最近はCDを聴かないようにしていたんだけど、ライブで聴いたら盛り上がりすぎて泣くどころじゃなかった。だから、今からCD聴いて泣きます。泣き終わったら続き書きます。はい、泣きました。

qodibopは、前回のライブの挽回というわけでも無いんだろうけど、かなりとばしてて良かったわー。聴くこと、音に反応することに集中しすぎてて、あんまり覚えて無いです。新曲っぽいのが、かなり好き。サンプリング・ネタが今までのqoには無い感じで新鮮だった。新境地?今月はあと2回もqoが観れるというこの幸せ。来月もqoが観れるという幸せ。生きていくための希望の一つです。ありがとう。

sangatsuは、音源を聴いた事が無くて、完全に初聴きだった。想像していたよりは普通のインストバンドだなーと思ったけど、曲の構造とか展開が変。面白い。溜めて溜めて溜めて溜めて、溜めたまま終わってしまう、とか。最後にやった曲で使っていた、ハンドチャイム?の音がすげー綺麗で鳥肌立った。演奏者の人数は五人で、この日の3バンド中一番多いのに、音の隙間も一番多かったような気がする。そして、隙間が多いのに、音楽の強度というか、演奏の強度のようなものも一番だったような気がする。音楽の内容とは関係無いけど、ターンテーブルの人がメガネの両端にライトを付けていたのは、オービタルへのオマージュなのかどうなのかがとても気になる。というか、もう俺の心の中では彼の名前はオービタルになってしまってる。どうしよう。

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we are meddler vol.9

たけのこ村

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エレキギターとコンピュータのデュオ。コンピュータではableton liveを使って、ダブっぽいトラックを流し、その上でギターがミニアンプでフィードバックする、というような演奏。トラックを聴いてるんだか聴いて無いんだかわからない、合ってるような合ってないようなギターが面白かったです。コンピュータも、ちょっと垂れ流し感があったものの、なかなか格好良い音だったと思います。もう少し分かりやすい展開をつけるか、曲を短くするかしたらもっと聴きやすくなりそうですね。天然パーマ二人組を名乗っていた割りには、片方は帽子をかぶって天然パーマを隠していました。

安藤邦博

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普段は主にコントラバスを演奏している安藤さんですが、今回はコントラバス無しで演奏してもらいました。クラリネットのリード、弓、金属ボウル、ほかエフェクター。自作のディレイ制御装置がかなり面白い効果を出してました。しかし、リハでは問題なかったエフェクターの電源が、本番では接触不良を起こしてえらい大変そうでした。が、今使えるモノで演奏する、トラブルも演奏に取り込む、という姿勢はとても格好よかったです。トラブルと闘う、という感じのかなり緊張感のある演奏。ライブ後、男ばかりから握手を求められていたのも印象的でした。

めちゃめちゃにしてやるぜ

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エレキギターとシンセのデュオ。二人とも他にもカオスパッドとか色々使ってましたけど。で、音的にはアンビエント・ドローンでした。心地よく眠れる系。途中で入ったリズムの感触がqodibopぽくて、やっぱりなあ、と思いました。音楽的には今回の三組で一番好き。終始ビールを飲み、タバコを吸いながら演奏していたのと、構成メモを指差し確認しながら「次これ」って感じでやってたのが面白かったです。

まとめ

vol.9をやるかどうか、が決まったのが三週間前。出演者が決まったのが二週間前。えらいギリギリ進行な開催でしたが、最終的には意外にも豪華メンバーに出演してもらえて、お客さんもそこそこ集まってくれて、良かったです。それと、火曜日開催になってからリハ時間に余裕を持てるのがとっても楽。終了時間も早いので、打ち上げにも楽々行けました。ただ、AKB店長がリハ一時間前までライブがあることを忘れていた、というのが恐ろしいことですが。