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ロバート・A・ハインライン / メトセラの子ら

メトセラの子ら
メトセラの子ら
ロバート A.ハインライン
早川書房

文庫


遺伝的に長命(200年以上!)な人間と、相対的に短命な普通の人間が出てくるお話。前半は、長命の原因が遺伝以外の何らかの技術だと信じている短命人種が長命人種からありもしない秘密を引き出そうとして、長命人種は宇宙船を強奪して太陽系外へ脱出するまで。後半は、太陽系から脱出した長命人種が幾つかの地球型惑星の原住民と交流しながら宇宙をさまよい、最終的には地球に戻るまで。面白かったけど、前半だけで終わった方が切りが良かったと思う。原著は1958年発行で、日本では76年発行。台詞の訳がなんだか柔らかくて、内容よりそっちに惹かれたな。