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Greg Egan / Quarantine


すげーおもしろい。話の展開は、どんどん脇道に逸れていくような気もするけど、それはどうでもいいと言っていいくらい。ニューロンの接続様態を操作して特定の機能を持たせられる世界。量子力学的世界においては、存在は確実なものではなく、確率で表される。ということを逆手にとって、平行世界の「存在」を示す。世界は、存在が確定したものではなくて、確率的にほぼ無限に平行に存在する。人間だけが、一意の世界を確定する「能力」を持っている種族だった。世界を一意に確定する=それ以外の無数にある可能性世界を消滅させる=大量虐殺。何をバカなことを言っているのか、と冷静に突っ込みを入れるよりも、この、頭のネジが何本も飛び出そうな奇想天外な妄想を楽しむべきだと思う。全ての瞬間に、全ての可能性が平行して存在、無限に広がり続ける宇宙。ほんと面白くて、一日で一気に読み終えた。ほかのイーガン作品も読まなきゃ。

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Robert A. Heinlein / The Moon Is a Harsh Mistress


流刑地・奴隷農場のような扱いを受けていた月が、地球からの一方的な支配を逃れ、一つの国として認められるまでの革命のお話。月世界独自の文化が面白いです。完全に女性上位社会。それだけじゃあないけれど、それが一番キャッチーな部分だと思います。SF的な部分としては、知性を持ったコンピュータが登場するところがポイントになるんでしょうか。俺は、革命に伴うあれやこれやで、SF世界を舞台にした哲学・思想書のような感じで読みました。全然わかりませんよね。俺も理解しきれてません。

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佐々木敦 / テクノイズ・マテリアリズム


佐々木敦の書籍を読んだのは初めて。FADERをはじめとする色々な雑誌に書いているは読んでいたけど。どうも、この人の書く文章は、難しい言葉を使って煙に巻こうとしている感じがする。で、読者を下に見ている様な書き方にも感じる。内容は興味深いから、結局は読むんだけど。

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CDプレーヤーを演奏するのは難しい

CDウォークマンばらして、蓋無しでも再生できるようにしてみた。試しに回転する盤面に触れてみたら、多少のノイズが鳴る。同期がずれてデータが壊れたような音。内周部と外周部とではノイズの出方が違うような気がしたけど、単にCDに記録されている音声が違うから、という気もする。盤面に触れすぎると、回転数が落ち過ぎて、再生が止まってしまうのが難点。うまいこと回転数を落とさせると、元々の音にビット落としをかけたような感じになるけど、狙って出来る気がしない。

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wrong movements 7

qodibop, second cult, klock(live), moco, klock(dj), kenという流れ。スタートが30分以上遅れてたけど、おかげで電車が遅れてた人も間に合うことになったから、それで良かったんだと思う。