朝ばたばたしていてPCM-D50を忘れてしまい録音できなかったのが悔やまれる。
一番目はもっちゃんで、前回と同じように機材はギターとエフェクターのみ。相変わらず動きと釣り合っていないギターらしからぬ音で始まり、後半はフィードバックに寄って行く。前と比べると音が大きかったこともあってか、何じゃこりゃという感じは薄れていたように思うけどやっぱり変ではある。
二番目はえにし。ブース内でおそらく座って演奏しているのでほとんど見えない。立ち上がってゴングに振動子をあてているときや立ち上がって大きめのおりんを叩いているときしか見えない。見えないという事だけで言えばエイフェックスツインだとか思ったけどそんなわけない。隙がない好きが詰まっている演奏でとても良かった。
三番目はsofheso。わりと高域に意識的な構成だったように思う。一時期のテクノ一直線だった頃よりまた少し不定形な雰囲気も戻っていたのが嬉しい。なんかもう安心して楽しんで踊って聴いて自分の演奏前の緊張感を和らげられたのでこの順番で良かった。
四番目は古立+河口デュオ。sofhesoが終わってすぐ、河口君が準備する前に勝手に音を出して演奏を始めた。いくつか演奏状の制限を設定しておおまかな方向性を話していたので破綻する事無くある程度の質を保ったままで最後まで演奏できたと思う。演奏後の満足感が高いときは録音を聴き直すとそうでもないことが多いので、今回は録音できなかった事が良いのかもしれない。後でがっかりしなくて。
最後は幾郎さん。大量のオシレータにひとつずつ電池を繋いで音を出していくのはいつも通りで、今回はサンプラーから低音も出していた。その低音は音量変化と若干ブチブチ鳴らしている箇所があってループ感がはっきりとあり、総体として音楽らしさが立っていたように思う。クラブだからということを意識したんだろうか。
ライブ五組だけだったので11時過ぎには撤収完了。クラブなのに。早く終わるのは健康的でとても良いと思いました。